新選組!~山南脱走~

今回でついに、山南敬助が脱走してしまいました。

堺雅人氏もあと2週分くらいですね。残念です。

山南さんは、新撰組の現状に絶望したのか、それとも予告編にあったように、
この不毛(だと山南が思っている)な内部抗争を自分の死によって終結させることが
できれば、と思って端から切腹ありきの脱走だったのか。

僕としては、2本立てだったんじゃないかと思う。
それは、1つには本当に新撰組の現状にうんざりして、時代が急激に動く今自分にできることは何かをもう一度考えたいと思い、明里とともに旅に出たくなった。

もう1つには、脱走=切腹もあり。つまり、最初から本気で逃げ切るつもりはなかったんじゃないかと。ゆっくり明里と旅を続けていく中でたまたま見つからなければいいし、見つかったなら、自分の切腹によって新撰組内部の争いがどれほどむなしいことなのかを知らしめたかったんじゃないかと思います。

伊東甲子太郎の山南評「弁は立つが詰め甘く、冷静沈着を装っているが情に流されやすい」というところも的を射ていると思いますし、それ自体山南も分かっていて、自分の不甲斐なさのようなものも感じていたのではないでしょうか?

理想と現実とのギャップ。そのギャップを埋めるほどの力を今の自分は持ち合わせていない。
だからこそ、江戸でもう一度自分を見つめなおしたいと思った。
あるいは、新撰組総長として自分にできる唯一残された仕事が、自分の死を以って新撰組を自らの理想の状態に近づけることだと考えたのではないでしょうか。

このドラマの山南敬助は、頭がよく、寂しく、情に厚い男であると思います。
そして、その山南敬助を魅力たっぷりに演じている堺雅人氏には感服します。

次回は、「友の死」。山南の最期の想いを近藤、土方、永倉、沖田らがどのように受けとるか、
楽しみです。
[PR]
by jenix_nobody | 2004-08-15 22:03 | tvshow_画箱
<< 逃亡者(8/15)その2 逃亡者(8/15) >>